できっこないをやらなくちゃ

早稲田大学文学部中国語中国文学コースのキャプテンが綴る日常と非日常

生まれて初めて美容室に行って縮毛矯正をかけた話

 

 僕の高校時代のあだ名はカール大帝だった。

f:id:dobunezumidesu:20190216085444j:plain

カール大帝

どういうことかというと、いつも前髪がありえないくらいうねっていて、カールしていたのだ。そのカールっぷりから僕は前髪界のシャルルマーニュの称号を獲得した。

 

大学に入って僕の周りの友達は皆髪に気を使い始め、表参道の美容室に行ったり、ヘアアイロンを使って髪の毛のセットをだんだんと覚えたりしていた。

 

そんな彼らを横目に僕は「ファッションよりパッションだろ」と言って髪の毛を気にしている周りの人間を心の中でバカにしていた。

 

しかし最近僕は気がついてしまった。

 

僕は彼らをバカにしているのではない。嫉妬しているんだ、という衝撃の事実に。

そして身なりをきちんとすることからただ逃げていたんだと。

 

この心のうねりは髪のうねりに起因する、そう断定した僕は満を辞して美容室に行って縮毛矯正をかけることにした。パッションよりアクション。

 

明治大学に通うバンドマンである友人にオススメの美容室を聞いて、柏のホワイト餃子の向かいにある美容室に足を踏み入れた。

 

f:id:dobunezumidesu:20190220160339j:image

 

そこには甘い香りが広がっていた。

 

少し待たされた後で席に案内されると、店長が僕にたくさんの質問をしてきた。

 

「今日はどんな感じにしますか?」

 

やばい。いつも友達の親におまかせで切ってもらっている。この質問はあまりにも高度すぎる。

 

「ボリュームが結構あるので、すいてもらいたいです」

となんとかその場を僕は乗り越えることが出来た。

 

するとさらに彼はたたみ込んできた。

「普段のセットは前髪あげてる感じですか?」

「4ヶ月前くらいに染めた感じですか?」

「もう染めはしない感じですか?」

 

そんな感じだ。どんな感じかよくわかってないが、おっしゃる通り、そのような感じである。

そのような感じでしかない。

 

僕は美容室童貞であることを彼に話し、全て彼の裁量に任せることした。それが最良の選択に思えたからだ。

 

f:id:dobunezumidesu:20190220160940j:image

なんか薬を塗られ、そしてそのあと天使の輪っかをつけられた。待ってる間コーヒーか紅茶か麦茶出せますけど、何がいいかと聞かれ、麦茶が飲みたかったが、僕はカッコつけてコーヒーを頼んだ。ミルクとガムシロップを断り、美味しいと思えないブラックを飲んだ。

 

 f:id:dobunezumidesu:20190220161225j:image

髪を流し、アイロンをかけてもらうと今までの髪のうねりは確かに消えた。

 

美容師さんは動く椅子に座って目まぐるしく動いて僕の髪を切り散らかした。

人間はあんなスピードで手を動かせるのかと思わされるほどのその手さばきに僕は感銘を受けた。

 

そういえば以前高田馬場駅のロータリーでストリートカットをしてもらったことがある。

 

f:id:dobunezumidesu:20190220161518j:image

美容師さんのコミュ力と器用さは半端ない。

 

f:id:dobunezumidesu:20190220161839j:image

before
f:id:dobunezumidesu:20190220161843j:image

after

 

やばいなんもオチがない。

僕の髪の癖がオチたからいっか。

 

ピース。