できっこないをやらなくちゃ

早稲田大学文学部中国語中国文学コースのキャプテンが綴る日常と非日常

さよなら青春、さらば青春通り

4月1日の夜、僕は地元の友人2人と大阪に向かった。ちんげが生えてなかった頃から仲の良かった友人との旅行、僕はワクワクしていた。

 

というのも、この2人、大のドスケベなのである。MとY。

 

Mは僕にエロというものを教えてくれた大切な友人である。彼は早熟で、幼くして林の中にエロ本を拾いにいくほどのガキだった。

僕の父親はエロ本をたくさん買っていて、それを引き出しにいつも入れていたので、Mを呼んでは、一緒に小学生ながらにそのエロ本と対峙していたものである。

彼は大学で部活に入っているため、なかなか時間が取れないが、たまたまオフがあったので前々から行きたいと話していた飛田新地に行こうという話になったのだ。

2人でいくのもあれなので、地元の友人を他に3人誘ってみたところ、釣れたのが素人童貞のYだった。

 

YもYで幼少期より下ネタに長けていた。高校受験の模試で国語100点を叩き出すほどの国語力から放たれる下ネタはそこらの中学生のそれを完全に凌駕していた。

しかし、そんな彼も今となっては拗らせ素人童貞。初めてソープに行った時に、何をすればいいかわからず嬢に「何すればいいんですか?」と聞いたところ、「入浴すればいいんじゃないですかね?」と返され、30分お風呂だけ入って童貞を卒業できなかったという伝説を持っている。ポケモンGOの話で盛り上がったという彼はタイムオーバーになったとき、焦りから嬢を抱っこしたらしい。

 

 

4月2日 早朝 

夜行バスの愚痴を言いながら僕達は大阪に到着した。こんな時間に行くところなどないので、とりあえずマクドに行ってこれからのプランを考えることにした。

Yが旅行雑誌を開いている間、Mと僕はピンサロ情報を調べていた。

僕は去年のこの時期にも大阪に来たことがあり、その時に京橋にある「アイドル学園」というピンサロに行ったことがある。ちなみにそこはMに教えて貰った場所で、僕達2人はもう一度アイドル学園に行きたいという衝動に駆られていた。しかし、この日の夕方には飛田新地に行こうと決めていたため、さすがにピンサロに行くのは違うだろうと僕の方は考えた。

 

しかしMは違った。

「ピンサロ行ったあとでも俺は全然いける、お前らいけないの?雑魚くね?」

 

なるほど、と思った。

確かに僕達はハタチの若者だ。何をビビってるんだ。もっと自分を信じていいじゃないか。

 

Yはかなり渋がっていたが、僕ら2人が行くなら行くしかないということで、3人で京橋に向かった。

 

僕とMはアイドル学園へ、Yは同じビルの格安の違う店へ向かった。

 

1年ぶりのアイドル学園はやはり素晴らしかった。まずボーイの接客が段違いだ。池袋のそれとは比べ物にならない。

 

僕ら2人はその日初めての客だったため、同じ部屋に僕ら2人だけがいて嬢を待っていた。

恋するフォーチュンクッキーが流れる中、レベルの高い嬢が2人登場し、ホットした。

ピンサロで嬢を待っている時間って間違いなく1番興奮する時間だと思うんですよね。

 

そんなわけで満足した僕ら2人だが、外に出ると、陰鬱な様子のYが立っていた。

どうやらタイプの人ではなかったらしい。

 

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2時間飲み放題をして、ベロベロになった僕らはついに飛田新地に向かって歩き出した。

 

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ネットに書かれている通りの場所だったが、本当に天国のようなところであった。

 

まず、嬢のレベルがあまりにも高い。高すぎる。本当に芸能人に匹敵する美女が永遠に並んでいる。そして愛想よくこちらに向かって、手を振ってくる。

 

そして嬢の隣に座ったおばちゃんが激しい関西弁で、「おにいさんたちぃ、とまってってや〜、可愛い子待っとるよ〜、ほらぁ、こっち戻っておいでやぁ〜」などと話しかけてくる。

 

こんな世界が本当にあったのか。

僕は一度吉原に行ったことがあるが、全然違う。そもそも実際に嬢を見ることができるというのは本当にすごいことだ。

 

しかし、問題が発生した。

それはムラムラしない、ということだった。

ピンサロに行かなければよかった。

 

まず、Yが消えた。

 

僕とMは一度新地から外れて、会議した。

そしてモッコリチェックをそれぞれした。

なんとか僕のあれは飛びたち〇こになった。

 

今度はMが消えた。

僕は1人取り残されてしまった。

 

1人で歩くにはあまりにも緊張する場所だ。

僕はちょっと前に見つけた美女のところに走っていった。

「おにいさん、戻ってきてくれたんや〜」

 

そして、僕と嬢は恋に落ちた。

出会って2秒で恋に落ちて、2階の部屋に向かった。

 

そして部屋に入って3秒で交わった。

 

15分という刹那的な時間はあっという間に終わってしまった。僕はいけなかった。

 

悔しかった。そして待っていたのは虚無感だった。

 

Yもいけなかったが、Mはどうやらいけたようだった。

 

夜宿に着くと、僕達は飲みながら、次の日何するかを話し合った。Yはユニバを推した。当初僕達の予定では2日目はユニバに行く予定だった。しかし、大阪には飛田以外にも新地がある。飛田を含め五大新地といわれるものがあるのだ。

何度話し合っても答えが出ないのでルーレットを回すことになった。するとあっけなく、ユニバに決まってしまった。

 

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4月3日 朝

朝食を食べ、ユニバに向かった。

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めちゃくちゃ混んでいた。いや、ユニバならこれくらいは当たり前なのだろう。ネットで調べてみたところそんなに混む気配もない。普通の平日の混みだ。

しかし、僕とMは頑なに「これは混んでいる、やばい、アトラクション乗れない」と豪語した。

 

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そして改札からそれてまた会議をし始めた。

果たしてこのままユニバに行ってしまっていいのか。本当の僕達は一体何を求めているのか。

ここで10分以上会議した結果、やはりユニバはやめて、前日とお酒を飲み、そしてそのあとまた違う新地に行くことになった。

なんて下品な男3人であろうか。

ユニバの改札前まで来てユニバに入らない野郎、あまりにも気持ち悪過ぎないか。

 

電車が来る寸前、僕は気がついたら言っていた。

 

「やっぱ、ユニバに行こう」

 

自分でもびっくりした。心では風俗にお金を使いたがっている。昨日新地で出せなかったリベンジをしたい。

しかし、ここでまた風俗に行ってしまえば、2日間で3回も風俗に行ってしまうことになる。

さすがにそこまでのお金はないし、我慢も必要なのだろう。

僕達はオトナになってしまった。

朝から夜までスマブラをやるだけだった坊主だった僕達は普通のオトナになってしまったのだ。

平成が終わり、元号も新しいものになる。

 

僕達の10代ももう終わってしまい、もう今まで通り好き放題生きていくのは難しくなるだろう。

 

平成が終わり、僕達の青春も終わる。終わってしまう。

 

 

ユニバは普通に楽しかった。

しかし、こちらに向かって手を振ってくるキャストを見てはあの異世界のことを思い出してしまった。僕のあれは完全にジュラシックになり、そして、フライングダイナソーし、ダイナソー竜崎と化した。

 

なんとか新地に行きたいという気持ちを殺していた僕とM。

しかしYは違った。

ピンサロでも嫌な思いをし、飛田でもいけなかった素人童貞の彼はもう自分を止められなかった。

 

そして僕達を無理やり説得し、夕方5時にユニバを出て、九条駅に連行した。

 

そこにあるのは第2の新地として知られる松島新地。

 

3人で歩いていると、ありえないレベルの絶世の美女を見つけた。

僕とMに何も言わず、Yは走った。走り出した。

その嬢のところに向かって。

 

もう誰も彼を止めることは出来なかった。

 

僕とMは新地を出て、近くのコンビニで普段は吸わないタバコをかって吸った。

タバコはまずかった。

 

そしてYは戻ってきた。

拳をうえにあげ、彼はニコニコした顔でこっちにピョンピョンしながらやってきた。

 

彼はどれだけその30分が素晴らしかったかを僕らに嬉嬉として話した。

 

そして彼は最後にこう言った。

 

「松島やああ松島や松島や」

 

ピース。