できっこないをやらなくちゃ

早稲田大学文学部中国語中国文学コースのキャプテンが綴る日常と非日常

親が熱海に旅行に行った隙に実家にデリヘルを呼んだ話

風俗ブロガー、しゃおじょんです。

 

先日、僕の所属している中国文学コースの二年生歓迎会があった。

僕は友人らと先に戸山公園でスト缶をキメ、さらに先に店に行き飲んでいた。

 

さて途中から僕の記憶がなく、なんかひどいことを中文の後輩たちに話しているんじゃないかという恐怖が今僕を襲っているわけだが、とにかく気がつくと僕は

新橋のトイレで寝ていた。

 

飲み会が終わり高田馬場まで後輩と喋りながら歩いたことは覚えているのだが、

一体どうして新橋のトイレで寝ていたのか。

 

携帯を開くと恐ろしいことに12時をとっくに過ぎていた。

 

終わった。終電がない。デリヘルを呼べない。

 

 

先日急に両親が「熱海か箱根に旅行に行く」と言い出し、

僕はそれを全面的に支持した。

 

なぜなら、実家にデリヘルを呼ぶという長年の夢がついに叶うチャンスが来たからだ。

 

この千載一遇のチャンスを酒のせいで逃すわけにはいかない。

酒でチャンスを逃すくらいなら僕は再び禁酒会員にならなければならない。

 

グラグラの頭を揺らしながら山手線の最終電車に乗り、とりあえず上野まで向かった。

 

奇跡的に松戸行きの常磐線が遅延していて、なんとか僕は松戸までは帰れることになった。時刻は1時。

 

しかし松戸から帰る方法がない。僕は日本ではタクシーに乗らないという自分ルールがあるのでタクシーは却下だ。

 

藁にもすがる思いで、友達数人に「松戸に迎えに来てくれない?」

とラインをすると、相棒のこんりんが「いいよ」と快く承諾してくれた。

 

やはり持つべきものは終電を逃した時車で迎えに来てくれる友、である。

 

松戸の吉野家で牛丼を食べているとこんりんが到着しミスチルを

流しながら夜の街を駆け抜けた。

 

家に着くと、時刻は二時だった。

 

もう疲れた。寝たい。頭痛い。でも

 

デリヘルを呼びたい。いや、呼ばなければいけない。

 

新橋のトイレからここまで無事に帰ってこれたんだ。

これは神様からのお告げだ。

常磐線も僕のために遅延してくれた。

友人も眠い中わざわざ迎えに来てくれた。

 

僕を取り囲む世界の全てが僕のデリヘル体験記を待ち望んでいる。

 

ここは射精系ブロガーがもう一皮むけられるかどうかの試練だ。

僕は平成時代ひたすら皮おなをしていた。

だが、令和の俺は皮に閉じこもるのをやめたんだ。

 

 

「柏 デリヘル」で検索し、「不倫の館」という店に電話をかけ、適当に指名した。あまり時間がない。

 

f:id:dobunezumidesu:20190515173615j:image

癒しの女神系人妻、うむ、素晴らしい。

 

両親よ、こんなダメな息子に育ってしまってごめんなさい。今あなた達が熱海で寝ている間に、僕は実家に癒しの女神を降臨させます。

 

さて、電話をかけると、80分で22000円とのこと。は、高すぎ。ちょっと待って、俺こないだも宇都宮のソープで22000円使ってるぞ?

やばくないか、冷静に。さすがに風俗に金使い過ぎだろ、22000円って海外行けるぞ。

 

 

だがこのチャンスを逃してしまえば、もう一生生まれ育った実家にデリへルを呼ぶという経験はできないだろう。

親はめったに旅行なんて行かないし、何より僕は9月には中国に留学に行ってしまう。

今しかない、できっこないをやらなくちゃ。

 

「22000円っすね、了解っす!」

 

住所を教え、40分ほどかかると言われたので、セブンに金を下ろしに行った。

 

僕は待っている間ソワソワして何をしてればいいかわからなかった。

とりあえずお風呂にゴミが落ちていないか確認し、歯磨きをし、そして髭をそった。

 

「到着しました」という電話がきたので、外に出ると小太りで髭をボーボーにはやし、黒メガネをかけたおっさんが現れた。

 

「まず、料金から頂きますね〜」

 

僕は部屋に戻り金を取りに行った。

お金を渡すと注意事項を言われ、そして男は立ち去った。

 

10秒後、女の子は現れた。

 

違う。

この子はパネルの女の子と違う。別人だ。

 

明らかに人妻ではないし、若い。髪の毛も金髪だ。

 

そして、日本語の発音がなんかしっくりこない。日本人じゃない。

中国人か、韓国人だ。

 

でもスタイルはよかったし、顔もタイプだったので、僕は安心した。

デリへルではこういうことがしばしばあるのだろうか。恐らく僕はもうデリへルを使うことがないので、検証はできないが、たぶんパネルとは違う子が来たりするのだろう。

 

彼女は「寒い寒い」と言いながら部屋に入ってきて、そして諸々の準備をして、服を脱いだ。

 

「はやく脱いで!お風呂行くよ!」と急かされ、僕も脱いだ。

 

 

「シャワーぬるくない?ちょっとぬるいよ」

 

「いや、こんなもんじゃない?え、じゃあもうちょい温度あげますか」

 

どんだけ寒がってるんだ、この人。

 

シャワーを浴び終わり、僕らはベッドに向かった。

 

普段僕は2階で寝ているのだが、2階には何を隠そう、友人のこんりんがいる。

だから僕は1階にある両親のダブルベッドを使う他なかった。

 

 

 

母よ、こんな息子で本当にごめん。

 

しかし、親の寝床でそういったことをするという罪悪感よりも背徳感がまさってしまった。

 

「おやっさん、若いおやっさん」

と彼女は僕に話しかけてくる。一体どういう意味だ。

 

 

「やめて、いっちゃう、そんなに激しくするといっちゃう」

 

は?

 

まだちょっと触れてるだけだぞ。

 

一体この女どうなってやがる。

 

「ここでいつも寝てるの?」

 

「いや、ここは親のベッド。いつもは上で寝てるよ」

 

そして部屋に飾ってるプーさんのぬいぐるみを見ながらなぜか大興奮、

掴めない。全く掴めない。意気揚々とプーさんのモノマネをし始めた。

 

「いっちゃうからやめて、いやん、はあ〜ん」

 

やりにくい。ふざけてるようにしか見えん。

 

彼女はもう一人の僕をフェラチオしながら、ずっとよくわからない喘ぎ声を出していた。

 

フェラチオで喘ぐのはAVだけにしてくれ。

 

「名前は?」僕が聞くと

 

「ホソガイカズノコのです♡、カズちゃんです」

 

・・・・・・・・・

 

 

f:id:dobunezumidesu:20190516155433j:plain

 

 

僕は知らなかったのだが、後で調べてみるとネプチューンのホリケンが細木数子のパロディーの占い師らしい。

 

「今何歳?」

 

「今82です」

 

世界観がまるでわからない。一体俺は何に付き合わされているんだ。

 

彼女はふざけながらも、フェラチオだけはやめなかった。

 

「一瞬やめて、早すぎ」というもう一人の僕からのSOSを彼女は完全に振り切り、ますますアクセルを加速させた。そして僕は射精した。(令和二回目)

 

彼女はその後も止めることなく、壊れたロボットのようにひたすらフェラチオをした。相棒は悲鳴をあげていた。

 

もう一人の僕があまりに可哀想だったので僕は彼女を止めた。

彼女は我に帰り、「シャワーいこ」と言った。

 

 

再びベッドに戻ると、「趣味はなんなの?」と聞いて来た。

 

「旅行と山登り」だと答え今までの旅行先についての話をしていると、

「え、意外と活発的なんだね。引きこもりだと思ってた」

 

どうやら夜中にデリヘルを呼ぶような大学三年生は引きこもりだと思われるらしい。

確かに実家にデリヘルを呼ぶような大学生があんまり外に出てるイメージはもてないかもしれない。

 

僕たちはシックスティーナインをして、彼女はまた喘ぎ出し、

「マコたん、マコたん」と何回も誰かの名前を言いながら、素股をした。

 

彼氏の名前だろうか。僕にはそれはわからない。

 

そして僕に向かって、「ヘンタイ!ヘンタイ!ヘンタイ!」と罵って来た。

ヘンタイのイントネーションがなんだか変で、僕は笑ってしまった。

 

はたから見たら変態と呼ばれ喜んでいる立派な性犯罪者予備軍だ。

 

笑っていたらもう一人の僕が完全に萎えてしまい、僕は2回目の射精を諦めた。そしてもう一度シャワーを浴びに行った。

 

風呂から上がると、彼女はいきなりバッグから一冊の本を取り出し、

僕が何の本?と聞くと思わぬ答えが返って来た。

 

「ノルウェイの森」

「ノルウェイの森」文庫本 上下 村上春樹 講談社文庫【中古】

価格:540円
(2019/5/16 17:02時点)
感想(0件)

 

 

「俺村上春樹好きでよく読むよ」

 

「私本読むの嫌いなんだけど、直子さん、これ私の本名なんだもの」

 

 

「え、そうなんだ」細貝数の子は一体何だったんだ。

 

「漢字も一緒なの。直子って多いのかな。他にもさ、東野しょうご?」

 

「東野圭吾?、あー何だっけ、いたかも、『秘密』だっけ」

 

「私なんかたまたまね、自分の家の自転車のところに本が捨てられてあって、」

そんなことあるのか。

 

そして自転車から拾ったノルウェイの森を読んでいるらしい。

 

「私読むの遅いからずっと読んでるの。なんか面白いんだよ。この小説。出でくる人が。女の人。誰だっけ」

 

「ミドリ?」

 

「そう、ミドリさん、おもしろいんだよ、自由で、何にも縛られていないの」

 

「そうだね、俺もミドリさん好きだよ」

 

「私韓国語バージョンが欲しくて。なんか昔韓国に私留学してて。」

彼女はやはり韓国人だったらしい。なんか留学することなんてない。

でも、日本語普通にうまいな。ちょっと違和感はあるけど。

 

「韓国語バージョンでも見てみたいんだけど、メルカリにないのよ」

 

「ノルウェイの森は面白いよ」

 

「ね、ああいう小説だと読める。推理小説とかは難しくて読めない」

 

 

「あなたは本読むの早いんでしょう、どんくらいで読んじゃうの、私超時間かかる」

 

 

僕は彼女の言葉を聞き流していたのだが彼女が急に

「ねえあれみて」と言うので目を向けるとそこには僕の祖父と祖母の遺影があった。

 

「遺影がどうかした?」

 

「あれだよ、ミドリさん、股開くでしょ、遺影の前で」

 

そういえばそんなシーンあったな。

何だか不思議な気持ちになった。

僕らも今遺影の前で裸になっている。

 

僕は笑い、彼女も笑った。

 

電話がやって来て、彼女は「おやすみ」とだけ最後に僕にいい、家を出て行った。

外は明るくなり始め、またいつもの日常が訪れた。

 

階段を登り上に行くとこんりんは起きていた。

どうやら聞き耳を立てていたらしい。

 

「下からあんなに喘ぎ声聞こえて、寝られるわけないだろw」

確かにそれもそうだ。

 

以上、僕が生まれて初めて実家にデリヘルを呼んだ話です。

不思議な夜でした。

 

ピース。