できっこないをやらなくちゃ

早稲田大学文学部中国語中国文学コースのキャプテンが綴る日常と非日常

1年前池袋でAV女優とヤレるという詐欺に引っかかって12万円ぼったくられた僕は今AV男優を目指している

プロぼったくラレヤー、しゃおじょんです。

 

 

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 この事件が起きてから一年が過ぎた。

 

12万円ぼったくられて、品川で僕はどうやって自殺するかを泣きながら考えていた。とはいってもその時僕はパニック状態に陥っていて、駅、街中、トイレ、あらゆる場所で大声をあげて気でも狂ったかのように喚き散らかしていた。

 

右手で「品川 自殺 場所」などと検索していたのを今でも鮮明に覚えている。

 

友達のお母さんに泣きながら電話をかけ(自分の親にはさすがにかけられなかった)、

「僕今やばいことが起きて死ぬか悩んでるんです」

 

「何があったの!?何があったとしてもとりあえず死ぬのはやめなさい。早まるんじゃないよ」

 

その電話でAV女優とヤレるっていうぼったくりに引っかかったことを言ったかどうかは覚えていないが、とにかく12万円を失ったことは話した。

 

そして帰り道常磐線の中で僕は全てをメモした。

いつかこの事件を語らなければいけない時が来ると思ったからだ。

 

 

池袋の西口にて。ソープランドに行こうとしたら若い男の人に声かけられ、「お兄さん、ソープっすか?」はい、と答えると、「ちなみにどこいくか決めてますか?」クラブハート、というと、「あ、それならそこのマネージャーいるんで紹介しますよ」

近くにマネージャー現れる。
チェリーであることを話し、フリーでいきたいというと、せっかくの卒業なのにそれはもったいないと言われる。仕方なく話を聞いていると、ちょっと高いけどAV女優とやれると言われる。は??そんなことありうるか。
マネージャーは携帯を開き、今ヤレるAV女優一覧を見せてきた。どんな子がタイプっすかと言われるので、あ、この子(みうらさくら)めっちゃタイプですと答えた。
するとマネージャーは、あ!この子ならちょうど今空いてますよ!
予算どれくらいですか、と聞かれたので
2万までならと答えるとそれでAV女優とやれるわけないでしょ?って言われたので、じゃあ諦めますと答えるとじゃあ2万で済むようにどうにかすると言われる。
しかし、なぜかプレイ代3万3000円とられ、まあAV女優だからこれくらいしょうがないよなと自分に言い聞かせる。
プロデューサーが来るので待っててくれといわれ、そこでプロデューサー坂本登場。マネージャーの名前は忘れた。
坂本がくるとあとは坂本さんに任せるといい、マネージャーは立ち去る。(この時点で現金でプレイ代をマネージャーに払っていた)

坂本さんはAV女優とプレイする上での注意点を長ったらしく話してきた。荷物検査などもされた。
最後に、保証金というワードが出てきた。
もし、女優に暴言暴力など、女優を傷つけることを防ぐためだという。高い保証金払っておけば、悪いことしないでしょ?と坂本。
保証金いくらですかと聞くと、プレイ代の10倍は欲しいと。30万要求してきた。

いやいや、そんな金ないですよ、と答えるといくらなら払える?と聞かれる。
(この時点で詐欺だって気が付かなかった俺は義務教育の失敗作)
7万くらいなら、、、と答えてしまう。
最低でも半額の15万はないとダメと言われる。
じゃああとは僕が仕方ないから立て替えとくからとりあえず7万でと言われる。
保証金は女の子に何もしなかった場合最後に返すと言われる。
財布に1万余計にあり、8万払ってしまう。

今から女の子派遣するからとりあえずホテル120分休憩で入っといて。と言われ、案内されたホテルはアメジストホテル。

部屋に入り、坂本に連絡すると、ちょっと待っててくれと言われる。
20分たってもこないので、やばい、やられたなとここで気付く。
再度坂本に電話すると、保証金満額払ってないからメディカルチェックが必要だって上の人に言われちゃったから今からメディカルチェックの女の子いくね〜と言われる。

5分後、メディカルチェックだという40後半のBBAが到着。
背中を見せ、陰部を見せるとはいおっけい!きれいだね!と言われる。

そして、「はい、交通費5500円ちょうだいね!」

???
そして、このBBA日本語が明らかに下手くそ。中国人ですか?と聞くと、
はぁ???何言ってんのあんた頭おかしい?
あなたと同じ日本人よ!
いやいや、その発音でよく言えるな。
早く払ってと言われ、財布を見ると3500円しかない。
馬鹿じゃないの?これだから若い者は!!と激怒され、あとは会社の人に貰うからいいわ!!と言われたので
これ、詐欺ですか?グルですか?と聞くと
グル?なんのこと?私は知らないよ!
私がチェックしたってことはもうすぐ女の子来るんじゃないの!?
とまたもや激怒される。
BBAが出ていったあと、
「池袋 坂本 詐欺」
と調べると完全に同じ手口の犯行をネットに見つける。あ、やられたと、ここで完全にパニック。
坂本に電話すると、もうすぐ来ると思うからもうちょい待っててと。

負けを確信した僕は、部屋を出て坂本に電話をかける。

「騙されました、馬鹿な学生釣れてよかったですね」と言うと、
「ん、お客さん何か勘違いなされてませんか?何かトラブルがございましたか?」
しねくそペテン師野郎。
とりあえず、保証金だけでも返してくれないか、と言うと、品川駅に来てくれと頼まれる。
品川駅に行くと、西口のマックで待っててくれと言われる。
ここで僕は交番に行き、1人で行くのは怖いからついてきてくれないかと懇願する。
おまわりさんは、僕を軽蔑した目で睨みつけ、10分だけならね、こっちも忙しいんだから。

おまわりさんとマックに向かうが、坂本は現れないので、電話をかけると、
「君の部屋に女の子いったと思うんだけど、来てるでしょ?」
「メディカルチェックのBBAなら来ましたけど、あとは来てないですよ」
「BBAかどうかはそれは君の感覚でしょ」

くそわろた、死にてえ
「とりあえず来たってことでいいよね?」
「はい、来ました、死んでください」
と電話を切り、着拒。

おまわりさんと交番に戻り、軽い説教をされ1高い授業だと思って諦めなさいと。

そして、坂本のおかげで食欲の概念が僕の頭から消え去り、断食がはかどるはかどる。

 これがその日常磐線の中で泣きながら書いたメモだ。一切書き換えていない。

 

家に帰らずにそのまま友達の家に向かった。

そこで浴びるほどウイスキーを飲み僕は声をあげて泣いた。

 

翌日両親に「ちょっと俺やばいんだよね・・・死にたい」と切り出し、

僕はいきなり泣き出した。

 

親に12万円取られたことを言うのがあまりにも情けなかったからだ。

しかし僕はすぐ後に友達との北京旅行を控えていた。

 

前月に100時間以上働いて稼いだお金は池袋西口でたった2時間ほどで全て水の泡となってしまった。大学生の僕にとって12万円は本当に大金だ。

 

このままでは北京にいけない

 

もう親に言うほかなかった。

僕は友達にお金を借りるのがあまり好きではない。

お金の貸し借りはいいことがないからだ。

 

そこで親に「俺、昨日池袋行ったら悪い男の人に囲まれて、脅されて金下ろさせられて、お金なくなっちゃった・・・」と言ってこのままじゃ北京にいけないと泣きながら話すと親は「なんだ、そんなことか。そんなことで泣いてるんじゃないよ。10万くらいで死ぬんじゃないよ、馬鹿。康介が無事に生きてくれてるだけでいいのよ。もう泣くんじゃないよ、強くなりなさい」と諭され、翌日僕の口座には10万円が振り込まれた。

 

 

情けなかった。

 

僕は中学高校とあまり挫折を味わわなかった。

 

高校受験も大学受験も第一志望には落ちているが、その時は泣くほどではなかったし、別に早稲田でもいいやという諦めがあった。

 

実際東大に落ちて悔しがっているフリはしたけど僕は早稲田で全然よかった。

中学時代からの僕に比べれば早稲田は自己承認欲求を満たすには十分だった。

 

大学に入学しなんとなく選んだサークルに入り、なんとなく飲み会にいき、なんとなく単位をとり、なんとなくピンサロに行った。

 

思えば大学生活は流されてばかりだった。

 

周りがタバコを吸い始めたら「絶対にタバコは吸わない」というポリシーをすぐ破り、みんながビールを頼んだら僕もビールを頼んだ。

 

高校時代までずっと続けていたブログも一切触れることがなく、僕はどんどん思考することから逃げた。そして言語化からも逃げた。

 

その結果、AV女優とヤレるというありえないキャッチに引っかかり僕は義務教育の失敗作となったのだ。

 

あの時僕は一度死んだ。

 

昔の俺は死んだんだ。

 

そして俺はしゃおじょんになった。

 

あの日まで人を騙す悪い大人がいるだなんて知る由もなかった。

 

性善説をずっと信じていたのだ。

 

でも、いる。世の中には平気で人を騙すクズがいる。

そいつらもきっとクズに騙されクズになったのかもしれない。

あいつらがどんな事情で人を騙す生活を送っているのか僕には想像できない。

 

俺は違う

 

平気で人を騙すような人間の屑に俺はなりたくない

 

だから強くなることに決めた

 

この生きにくい世の中をたくましく生きていくために強くなるしかなかった

 

だから僕はそれから何もかもを疑うようになった

 

今正しいとされているものが果たして本当に正しいのか

今間違っているとされているものが果たして本当に間違っているのか

 

それからは生まれ変わったかのように日々を送った

必死に生きた 本気で生きた

 

そしてまた言語化を始めた

 

僕はいつかAV女優詐欺の事件を公開すると決めていた

しかし最初は恥ずかしくてなかなか勇気が出なかった

 

僕がブログを書こう!と思ったのは夏休みのことだった

 

一ヶ月家に帰らず一人旅をしていた

 

一人旅の最後、僕は陸前高田の奇跡の一本松から流山の実家まで歩いていくことになった

 

440キロ僕は歩いた

朝も昼も夜も関係なく歩ける時は歩いた

 

荷物は郵便で家に送り軽量化し、とにかく歩いた

 

SNSも途中で消し、とにかく自己対話を繰り広げた。ぶつぶつ独り言を話しながら歩いていた

 

寝る場所がない時は歩道橋の下や駐車場で寝袋に包まって寝た

 

そして目がさめるとまた歩いた

 

時折すれ違う人や車に乗っている人たちが話しかけてきた

 

「そんなでっかいリュック背負ってあんたどこに向かってるんだい?」

 

そしてずっと歩いていることを話すと、お弁当をくれたり、ジュースをくれたり、中には旅費の足しにといってお金をくれる人まで現れた

 

そして僕は決めた

 

僕の経験や思考を言語化すると

僕の強くなる物語を書くと

 

僕はその時サンボマスターにはまっていて、できっこないをやらなくちゃをずっと聞いていた。だからブログのタイトルはすぐに決まった。

 

今までの自分にできなかったことに挑戦する、そうすれば俺は強くなれると思った。強くなるしかなかった。

 

そして無事に流山にたどり着き、九月の終わりからこのブログを始めた

 

ブログを始めたおかげもあって僕は以前よりも挑戦できるようになった

もう何も怖くなくなった。もし強くなる過程で挫折したとしても、それすらネタにしてしまえばいい。ブログは最高だ

 

それから僕と一緒に本気でバカをしてくれる友達や、僕を支えてくれる友人ができた

 

ブログの方向性はいつからか変わり最近は「風俗ブログ」で知られているが、コンセプトは変わっていない。(いや変わっているのか?)

 

僕は今まで自分にできなかったことに挑戦しているうちに気がついたらAV男優を目指していただけだ

 

僕はあの日水卜さくらとヤレるという詐欺に引っかかってひとりアメジストホテルで彼女を待っていた。

 

でも来たのはクスリをやってそうな中国人のおばさんだった。

 

 

確かアメジストホテルの中で僕は水卜さくらのTwitterを調べ、「この子が今からこの部屋にくるんだ、おっぱい触れる!」と1人勃起していた。

 

あれから1年、

 

僕は紆余曲折あってAV男優を目指している

 

AV女優とヤレなかった僕はAV男優を目指している

 

なんだか不思議だ

 

いつか水卜さくらと現場で会えたとしたら僕はまたもう1人の僕をギンギンにし、またあの日のように1人ニヤニヤしてしまうだろう。

 

 

 なんか特にオチもないので水卜さくらさんのtwitterのアカウントでも貼っておきます

 

twitter.com

 

ピース。